妊婦健診
Medical information妊娠中は寝ている間に足がつりやすくなります。
特にふくらはぎがつりやすく、妊娠30週以降に多くなりますが妊娠初期からも起こります。
早朝が多く、我が家でもよく奥さんが隣で朝キャーって叫んでいました😅
【理由】 主に下の3つです。
①妊娠して体重が急に増える→バランスを取るために体の重心が変化→ふくらはぎによけいに力がかかる
②子宮が大きくなる→子宮が体の中心を通る大静脈を圧迫→足の血のめぐりが悪くなる (特に30週以降)
③マグネシウムの減少
【対処法】主に下の4つです。
①夜お休みになる前に、ふくらはぎのストレッチを行いましょう。
②マグネシウムを含むお食事を取りましょう。
マグネシウムは、藻類、魚介類、穀類、野菜類、豆類などに多く含まれています。
マグネシウムを摂り過ぎた場合は、過剰分は尿中に排泄されるので通常の食事では過剰症になることはありません。
あおさ汁、お豆腐、おさかな、納豆などを取りましょう (←ザ・朝の和食ですね)
③睡眠中の足関節の底屈を避けましょう (上のイラストをご参照ください)
足関節が底屈→その上のふくらはぎは弛緩→その後急激なふくらはぎの筋収縮が起きやすい→足がつってしまう
④足がつった場合、ゆっくりと足の指を持って足関節を背屈しましょう (コツはゆっくりとです)
6月から開始する妊娠中のRSワクチンにつきましては下記の記事もよろしければご覧ください。
【妊娠中のRSVワクチン】いつから? 《妊婦さんに接種するメリット3つ》〈妊娠何週に接種? 副反応は?〉
この記事を書いたクリニック情報
クリニック名:とまり木ウィメンズクリニック 武蔵小杉
院長:鈴木 毅 (すずき たけし)
診療科目婦人科・子宮がん検診・妊婦健診・ 漢方内科・ピル