婦人科診療
Medical information【カンジダってどうしてなるの?】
カンジダは、からだに常在しているカビの一種のカンジダ菌によって起こります
健康な人のからだ、特にお口の中、腸内、腟などに住んでいます。
増えやすい状況は、
生理の前後、運動で汗をかいたとき、夏場で高温多湿で蒸れたとき
体調を崩されて免疫が低下したとき
抗生物質を内服しているとき
石鹸で洗いすぎたときなどです。
膀胱炎も併発してしまうこともあります。
治療が長引いてしまうこともありますので、症状があれば早めにご受診いただければと思います。
【カンジダの治療】
主に膣錠やクリームで治療しますが、飲み薬で治療することもあります。
カンジダの治療は1週間単位で行います。
1日1錠を6日間膣内に毎日投与する製剤と、週に1回膣内に投与する製剤があります。
クリームや軟膏は1日2-3回患部に塗布します。
カンジダ症は再発することが多いと言われています。
治療を行うことはもちろん、普段の生活も意識して再発を防ぐようにしましょう。
治療中はビデの使用や性交渉を控えましょう。
入浴時はせっけんの刺激を避けるために、外陰部はせっけんで洗わずお湯だけで軽く洗う程度にしてください。
かゆみ等の症状がなくなったからといって安心せずに検査で菌がみられなくなるまで根気よく治療を続けましょう。
【再発を防ぐために】
通気性の良い下着をつけましょう。
カンジダ菌はカビの1種であるため、湿度が高く温かい環境で増えやすい特徴があります。
特に夏場は風通しがよくしめつけない下着をつけるようにし、カンジダ菌が増えないようにしましょう。
清潔に保ちましょう
カンジダはホルモンに影響を受けます。生理の前はカンジダ菌が増えやすく、またおりものの分泌がさかんになります。下着やおりものシートをこまめに取り替えるなど、清潔を心がけるようにしましょう。
6月と11月など、季節の変わり目で昼夜の寒暖差が大きく体調を崩しやすい時期にかかりやすいです。
睡眠を確保して体調を崩さないようにして季節の変わり目を乗り切りましょう。
この記事を書いたクリニック情報
クリニック名:とまり木ウィメンズクリニック 武蔵小杉
院長:鈴木 毅 (すずき たけし)
診療科目婦人科・子宮がん検診・妊婦健診・ 漢方内科・ピル