妊婦健診
Medical information使っていただいて大丈夫です。
局所(その場所だけ)でしか作用しないので、赤ちゃんや子宮内に影響することはありません。
便秘と一緒で、痔で悩まれている妊婦さんはたくさんいらしゃいます。
ぜひ悩まれずに、妊婦健診の際に先生にご相談ください。
強力ポステリザン軟膏などのステロイド入りの注入軟膏も使っていただいて問題ありません。
肛門の外に痔が出ていなくても、中の痔で切れて出血することも多いです。
肛門の中にステロイド入りのお薬を注入しても問題ありません。
痔は肛門局所の静脈圧亢進によって引き起こされる静脈瘤の一種です。
妊娠後期や分娩後に悪くなることが多く、妊婦さん全体の約30-40%が痔による不快感を感じます。
かゆみ、不快感など軽いものから、出血や痛みを伴うものまで、症状はさまざまです。
便秘は痔を悪化させます。そのため、十分な水分補給や食物繊維が豊富な食事を多くとる方がいいです。
今まで痔になったことがある方や、からいものが好きな方、妊娠前から便秘気味の方は悪くなりやすいです。
できれば、ずっと座っていると直腸や肛門周囲の静脈圧を高めてしまうので、デスクワークの間の休憩をこまめに取ったり、痔の専用のクッションがありますので使っていただくといいです。
また、湯船に入っておしりを温水に浸すと血行促進作用が促進され症状緩和につながります。
せっけんやボディソープで洗うのは逆効果です。
症状は出産後は良くなることがほとんどです。
妊娠中はお薬での治療が優先されますが、ごく稀に重度で手術が必要なケースもあります。
お薬は使っていただいて大丈夫です。赤ちゃんには影響はありません。
この記事を書いたクリニック情報
クリニック名:とまり木ウィメンズクリニック 武蔵小杉
院長:鈴木 毅 (すずき たけし)
診療科目婦人科・子宮がん検診・妊婦健診・ 漢方内科・ピル