妊婦健診
Medical informationもともと女性は男性よりも2倍便秘になりやすいです。
特に妊婦さんでは多くなり、半数の方が便秘で悩んでいらっしゃいます。
理由① 胎盤から分泌されるホルモンの影響で腸の動きがゆっくりになってしまうため
理由② 大きくなった子宮が腸を圧迫するため
治療① 水分や野菜、こんにゃくなどの摂取→ 食生活の工夫のみでは効果が不十分なことも多いです
治療② 酸化マグネシウム(マグミットなど)の内服→ お通じは柔らかくなり排便回数も増えますが、腹部膨満感は軽減しないことも
治療③ 漢方薬の併用→ 腹部膨満感の改善が期待されます
治療④ 大腸刺激性の下剤:センノシド、ピコスルファートなどの追加内服もご提案
市販薬では、コーラック®等は控えていただきたいですが、酸化マグネシウムは大丈夫です。
ひとえに便秘といっても排便回数だけでなく、お通じの硬さはどうか、腹部膨満感や腹痛はあるか、痔はあるかなどでも処方が変わることがあります。
恥ずかしいことはありませんのでぜひ診察の際にご相談ください(*^^*)
この記事を書いたクリニック情報
クリニック名:とまり木ウィメンズクリニック 武蔵小杉
院長:鈴木 毅 (すずき たけし)
診療科目婦人科・子宮がん検診・妊婦健診・ 漢方内科・ピル